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緑茶に含まれるうつ病を軽減させる成分とは

緑茶を飲んだ時にホッと感じることはありませんか。これには緑茶の成分が大きく関係しています。
緑茶に含まれるテアニンがうつ病に効果的であることはご存知でしょうか。そもそもテアニンとはなにかというと、緑茶に含まれるアミノ酸の一種で、爽やかな甘みと旨みを引き出す成分です。緑茶に含まれる半分以上がテアニンです。このテアニンはお茶の木の根の部分でつくられます。やがてテアニンはお茶の葉の部分に移動します。そのお茶の葉が日光を浴びると、お茶の苦み成分であるカテキンへと変化します。つまり、お茶の種類や採集方法によってテアニンの量が変わってくるのです。
普通の緑茶よりは太陽の光を20日程度遮って、新芽を育てる玉露や、茶葉を摘む約7日から10日ほど太陽の光を遮るかぶせ茶の方がテアニンは多いということがわかっています。これは太陽の光がお茶の葉にあたって、テアニンがカテキンに変わる量を少なくしているからです。
また、このテアニンは緑茶には多く含まれていますが、紅茶や烏龍茶には含まれていないそうです。このテアニンには以下のような効果があります。

・リラックス効果
・集中力向上
・高血圧予防
冷え性改善
・脳の興奮を抑えて神経を沈静化させることで睡眠を促す

うつ病の症状の一つに不眠がありますが、テアニンを摂取することで快眠効果が得られ、うつ病改善にもつながるようです。とある1000人以上の高齢者を対象に行った調査では、1日に4杯以上の緑茶を飲む人の方がうつ病の症状が少なかったという結果が得られたそうです。とはいえ、緑茶を大量に飲めばよいというものでもありません。テアニンには重大な副作用は報告されていませんが、過度に摂取することで排尿、下痢、胸やけといった原因になることがあります。何事も適量に抑えることが重要です。単純に緑茶を楽しむように、日常に取り入れてみてはいかがでしょうか。