こころぐ

心が変われば人生が変わる

強靭なメンタルを手に入れるには

この方法はパニック障害にも効果的です。すぐに緊張したり、頭が真っ白になりやすくメンタルが弱いと感じている人はぜひ試されると良いでしょう。

触ってみるとわかるのですが、うつ病の人や自律神経が乱れてる人は、みぞおちの下らへんが固くなりがちです。

なぜ、みぞおちあたりが固くなり窮屈に感じるかというと実は「横隔膜」が上がっているからです。
ここが固くなるのは上昇した横隔膜に圧迫されて横隔膜より上にある内蔵が圧迫されているためです。
内臓が圧迫されると大抵、浅い呼吸になってしまいます。

では、この上がりきった横隔膜をどうすればよいか。

まず横隔膜の動きですが、収縮すると横隔膜が下がり、肺が膨らんで空気が入ります。
その収縮した横隔膜が弛緩すると横隔膜が元の位置に戻り(上昇し)空気が吐き出されます。


①息を全部吐ききる
②腹を脹らませながらたっぷり空気を吸う

これを何回も繰り返します。1セット10分くらいです。

②で、「腹を脹らませながら」と言いましたが、実はこれは腹に空気が入ってるわけではありません。
空気はあくまでも肺に入ります。ではなぜ腹が膨らむか。それは先ほどと逆のことが起こってるからです。
つまり、横隔膜がダイナミックに下降して、腸などの横隔膜より下にある内蔵が圧迫されて腹が膨らむのです。

腸を圧迫すると、感情をコントロールする脳内物質のセロトニンの生成に大きな効果を与えます。

全て鼻で呼吸するのがポイントです。

息を全部吐ききったら、横隔膜の動きをイメージしながら(横隔膜を下げるのをイメージして)
腹底いっぱいに空気を吸い込み、腹を膨らませます。これが大事です。
くれぐれも胸や肩で呼吸しようとしないこと。腹で呼吸します。


気が向いたら一日に何セットも何セットもやりましょう。
これを続けると、上がりきった横隔膜は下の方にポジションをとるようになります。
つまり意識しなくても、自然と横隔膜は大きく下降し、深くゆっくりした呼吸になるのです。

次のステップは 「座禅」「瞑想」です。
実はこの2つは、どちらも上記の呼吸法が基本となっています。

私は上記の呼吸法のあと、座禅を2年間続け、プレゼンやコンペで今ではまったく緊張しなくなりました。人と話すときも緊張しなくなりました。


楽しもう。瞑想:心に青空が広がる (光文社知恵の森文庫)

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  • 作者:宝彩 有菜
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2011/10/12
  • メディア: 文庫